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【感想】就転職・人間関係、仕事の不安を持つHSPの悩みが解決する本

HSPの仕事の悩みが解決する方法 HSPについて
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昨年くらいから「HSP」という言葉を耳にするよう機会が増え、書店ではその関連本のコーナーが出来るほど現在注目されています。

この記事を見つけた人にとって、それはすでにあなた自身の悩みを一歩前に進ませたキーワードかも知れません。

 

ところが

今までのHSP本では、HSPそのものについての解説であったり、HSCを家族に持つ親に向けたアドバイス本が多く、大人が一番直面する「仕事」について書かれた本がありませんでした。

 

そんなあなたが知りたかった「HSPの仕事の悩み」についての本が発売されたので、早速読んでみました。

 

HSPにとっては、「仕事への不安あるあるネタと対処法が知れる」ためになるいい本が出ましたよ。

 

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「ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の『仕事の不安』がなくなる本」

著者も自身もHSPの人気キャリアコンサルタント

ささいなことに動揺してしまう 敏感すぎる人の「仕事の不安」がなくなる本と、かなり長いタイトルです。

 

本の著者は、みさきじゅりさんで人気キャリアコンサルタントなので、ご存知の方もいるでしょう。

 

本のプロフィール欄によると

ご相談者のモヤモヤを言葉にしつつ、じっと寄りそうHSP専門のカウンセラー&キャリアコンサルタント。自身もナイーブな感受性と好奇心の旺盛さをあわせ持つ「刺激追求型」のHSP。

 

 

なんと、HSP研究の第一人者でエレイン・アーロン博士の「専門家認定プログラム」を日本人初で修了。

 

 

 

ガチな人なんです。

 

 

みさきじゅりさんの公式サイトへのリンクです。
「敏感なHSP・エンパスの相談室」

 

本の中身を簡単に紹介

 

本を書くきっかけについては次のように語られています。

毎月数十名のキャリアカウンセリングやセミナーをする中で、多くのHSPが共通して「生きづらさ」「働き方・適職」について悩みを抱えている。

ブログなどで記事を公開しているものの、ある確信がありました。

それは、考えをまとめて本にしたら「悩む時間が減って、HSPらしさを活かせる方がたくさん出てくる!」

 

 

巻頭 「HSPセルフテスト」「刺激追求型HSPセルフテスト」

第1章「敏感すぎる人・HSPとは」

第2章「敏感すぎる」は気質

第3章 HSPとネガティブさ

第4章 HSPを本質的に理解し、生きやすくなるポイント

第5章 生きやすくなるための5つの心構え

第6章 HSPと仕事への展望

第7章 HSPと仕事を考える4つのポイント

第8章 HSPが働くために必要なこと

第9章 誌上HSPキャリアカウンセリング

 

 

大きく3つに分かれて構成されています。

2章までは「HSP」をどんなものか知って、後半で語られる事の理解を深める基礎知識。

3~4章がいわゆるDOESという「HSP」を理解する上で、一番知っておきたい内容。

5章~は、就職や転職、現在の仕事で悩む人へ「悩みを解消」するためのステップ。

 

なかでも第4章が重要。

HSPなのか?発達障害などではないか?病気なんだろうか?

こういった事を悩む人のモヤモヤがスッキリするので、必読です。

 

 

「解決方法や自分に出来る視点の変え方など、独自の切り口で分かりやすく書かれている本」という印象を強く受けました。

 

 

仕事で自分がダメな人間と思っていた

一般の人とHSPでは学習曲線が違う

上の図は、HSPと一般人の「理解度と時間の比較」をグラフにしたものです。

みさきじゅりさんのオリジナルを再現してみましたが、第7章(P.207)に「理解度のステップ」などさらに詳しい解説があります。

 

HSPが自分をダメダメ人間と感じたのは、ひょっとしたら仕事を始めてから上司や先輩に言われたこんな言葉ではありませんか。

「仕事の覚えが悪い」

「それ教えたよね」

「何度言えば分かるの」

舌打ちされながら、こんな言葉を聞いたとか。

 

普通の人でもダメージが大きいのに、ナイーブなHSPには瀕死の重傷になる言葉です。

 

 

 

ここからは、ぼく自身の話を少し。

ある会社に入社してすぐに「仕事は見て覚えろ」な先輩の下に付いたんです。

「どういった意味を持つ作業」で、「全体のどの部分をやっているか」などが仕事を理解して自分のものにするには大切ですが、残念なことに「知らんでいいから、言われたとおりやれ。」の一点張り。

 

もちろん、覚えられないし、取り扱いを知らないままやらされてたので大きな失敗。

すっかり自信をなくして何度も辞めようとしました。

 

間もなく、規模が10倍以上ある大きな拠点の支店に配置転換されたんですが、小さな支店ですらダメな自分にはとても無理と思い、プレッシャーで食事も出来ないくらい。

 

ところが、巨大な拠点では全く違ったもので

「全体でどこを担当するか」「作業の意味と手順」をしつこいくらい説明されました。

 

おかげで

知りたい形で情報が入ってきたことで、「見て覚えろ」式では繋がらなかった点が一気に線になり、面になりました。

 

おかげで数年先輩と同じように仕事が出来るくらい突き抜けて、大きな自信とチームからの信頼を手にすることになったんです。

 

のちに、管理部門へ昇格するのですが、さらにシステマチックな部署だったので、水を得た魚のように毎日仕事をするのが楽しくて仕方ありませんでした。

 

 

今、会社を辞めたいと思う人は、「元々の能力が高いから、活躍できたんでしょ?」と思うかも知れません。

 

図にある学習曲線をもう一度見て欲しいんですが、この本で知る前から学習曲線についてはなんとなく肌で感じるものがありました。

 

つまりは、

配置転換されるまでは一般人の理解度より下の時期。

配置転換されたことで、それまでの積み上げと新しい先輩たちの指導方法が自分にあったおかげで、一般人のグラフを追い越すタイミングが来た。

と感じています。

 

人のせいにするのではなく、自分のせいにしてしまうHSPこそ「周りの環境や自分に合った指導方法なのか」をより見極める必要があると考えます。

 

そこには、HSPが陥りがちな視点のミスで、「一般論では失敗してしまう仕事選び」があるんです。

 

HSPに向いている職種という誤った視点

ネットで調べると「HSPに向いている仕事25選」などを目にします。

もっと、数を絞ったものやフリーランスが向いているやクリエイティブな仕事に適性があるなどの記載も目にしました。

 

情報がまちまちで、ウソとホントの区別がつかず自分の仕事探しを始める前から、出鼻をくじかれた気持ちになる人もいるでしょう。

 

HSPに適職はありません。

というよりも、一般論で言う適職の概念では、HSPを混乱させるだけになっているんです。

 

第6章の「HSPの満足と職種や働き方の選び方」では次のような語られます。

Webサイトを見ていると、「HSPに向いている仕事はクリエイティブな職種」という記事や書き込みを見かけることがあります。しかし、私には正直なところ、「HSPには、〇〇という職種が合う。」という書き込みを素直に受け入れられずにいます。

もちろん、その職種が合う方もいると思いますが、HSPといっても、いろいろな方がいます。

キャリアコンサルタントとして、1年で約400回以上のセッションを通して、お会いしたHSPの適性は、クリエイティブ系のお仕事以外にもたくさんありました。

(P.175)

 

HSPの仕事選びには一般論では失敗してしまう理由

第7章の後半から第8章では、先ほど触れた「HSPが失敗してしまう仕事選び」について記述されています。

 

世間で言われている仕事選びでは、業界や職種を自分に合ったものへ絞り込むことが重要で、基本的に一番最初にやるべきこととされています。

 

でも

HSPにとっては、業界や職種に自分を当てはめていくという方法こそが、職についても上手くいかない根本原因であり、一般論を一度隣においておく必要があるんです。

 

HSPにとって必要で重要なポイントは次の4つ。

1.環境神経が高ぶる要素が少ない
2.適性自分の力を発揮できる
3.人間関係一定の距離を保てる
4.ペース自分のやり方でやらせてくれる

 

ややもすれば、

「わがまま」「自己中」な仕事選びの方法では、入れる会社なんてない

など言われるかも知れません。

 

しかしながら、

HSPにとっては、「業界や職種」よりも「自分なりの条件」に合わせた仕事や働き方を選ぶことで、自分の持つ能力や特性を活かして社会に貢献できるはず。

 

なぜなら、転職を繰り返して何度も一からやり直すよりも、長く安定して仕事が出来ることで本人の自信にもなり、積み重ねたスキルから高い専門性やパフォーマンスを発揮できるからです。

 

フリーランスを考える人には要注意

最近、ネット副業が一般的になったことから、脱サラで独立や大学生にいきなりフリーランスを勧める話をよく目にします。

 

また、実際に行動に移した人も少なくありませんが、HSPには今一度慎重に判断したいところです。

 

 

HSPさんにお聞きします。

・独立したあとに続けられますか?

・不安定な体調のケア出来るプランは十分ですか?

・孤独との戦いにあなたは耐えられますか?

 

 

著者も独立してキャリアコンサルタントをされていますが、そこ至るまでは上記したポイントなどがクリアーにならず独立後に大変苦労されたようです。

 

「独立して働くこともできますよ」と書くのは簡単です。簡単ですが、私は気軽におすすめしません。もしあなたが今、組織に所属していて独立を視野に入れているなら、充分な準備が必要です。

(P.177)

 

フリーランスの先輩である著者の言葉に耳を傾けるのも必要ですね。

 

まとめ

 

駆け足で紹介しましたが、現在、社会復帰を考えるぼくには、必要な視点や考え方がたくさん書いてる本で、何度も読み返す本になりそうです。

 

大学生や専門学校生などこれから就活を始めるHSPや、現在の会社や職場には合わないと感じ転職やフリーランスになろうと考える人にぜひとも読んで欲しい一冊です。

 

 

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この記事を書いた人
ひかるん

当サイト「hikaru3.Labo(ひかるんラボ)」管理人
45歳で軽度ADHDと分かり、現在リハビリ中。

ミラーレス片手に自然や大地に近づいて、様々な問題が解消。
Perfumeと仮面ライダー電王で「未来に希望を持つ」

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